こんにちは、にゃー将軍です。
今1歳2か月の愛娘チャプちゃんは元気が有り余ってもう大変です。
そんなチャプちゃんを妊娠したばかりの頃、妊娠7週の診察で心拍が確認できなかったことがありました。
その時検索魔になって調べましたが、一度確認できた心拍が確認できなくなるというのは流産と診断されるという記事しか見つからず絶望してしまったので、その次の週で再び確認できたにゃー将軍の話もネットの海に放流しておこうと思います。
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にゃー将軍が妊娠したのは妊活を始めて3年、不妊専門のクリニックに通い始めて1年半ぐらいの頃でした。
通っていたクリニックでは諸々の検査をして夫婦共に特に問題は見つからず、でも年齢的に早くステップアップするべし、ということで人工授精に臨みましたが、6回試みるもうまくいきませんでした。
そこで体外受精を始めましたが、1回目の採卵では受精卵が順調に成長せず移植も叶いませんでした。
2回目の採卵では1つの受精卵が胚盤胞にまで成長してくれたので、それをお腹に戻すことにし、それが見事着床したのでした。
「妊娠」と判定されたのは妊娠3週6日での診察のときなので、自然妊娠で考えると「妊娠してるかも?」とは全く思わないタイミングだと思います。
実際それを告げられても全然実感が湧かず、普段と全く同じなのに本当かなあという感じでした。
それにここからまだまだ関門があることもわかっていました。
36歳での妊娠は流産の確率も高いので、判定日の診察も緊張しましたが、その後の診察も毎回手に汗を握りながら診察室に入る事になりました。
子宮外妊娠でないかの確認、胎嚢があるかの確認を妊娠4週・5週のときに行い、順調でした。
そして妊娠6週のときに初めて赤ちゃんの心拍が確認できました。
内診室でモニターに映された赤ちゃんのはじまりみたいな影の、真ん中あたりに機械を当てると「ドッドッドッドッ」と脈打っている音が大きな音で聞こえました。
それまで全く実感が湧かなかったのが、脈が聞こえるというのはちゃんと生きているんだ!と思えて感動する体験でした。
そして、まだまだ安定期までには間があるけど、心拍が確認できれば少しは安心、という気持ちがありました。
実はにゃー将軍、義両親には心拍が確認できる前に妊娠を報告していました。
というのも、今後まだちゃんと妊娠継続ができるかわからない時期であるからこそ、無事成長してくれるように両親にも一緒に願ってもらった方がいい、という夫の言う通りにしたのです。
義両親は宗教の熱心な信者で、確かに念力だとか霊感だとかなんかそういう力が強そうな感じのする人たちです笑
だから報告していたのですが、にゃー将軍の両親はそういう力のない一般人なので、嬉しい報告をしたあとに残念な報告をすることになる可能性も考えて、心拍が確認できてから報告しようと思っていて、そうしました。
そんなわけで両家の両親にも報告済みだったのに、妊娠7週で、今度は心拍が確認できませんでした。
前回の診察のときには赤ちゃんと思われる影に機械を当てると脈打つ音が聞こえたのに、今回はクリニックの先生がお腹に当てている機械の場所や向きを色々と変えてもぼやぼやとした雑音のようなものしか聞こえませんでした。
すごく嫌な感じがして不安でいっぱいになってしまいました。
長く時間をかけて確認してもらいましたが、結局「今日は心拍が確認できませんでした。来週また確認します。」と言われました。
この、通っていた不妊専門のクリニックは分娩はやっていないので、この日に分娩する医院に向けて紹介状を書いてもらってこのクリニックは卒業の予定でしたが、それができなかったので、来週もう一度診察をした時点で卒業か、流産か、ということになりました。
天国と地獄です。
あぁ、駄目だったんだ、と思いました。
まだまだ喜びすぎちゃいけないと自分に言い聞かせていたつもりなのに、心拍が確認できないと告げられたときに虚をつかれた気持ちになったということはやっぱり随分安心してしまっていたんだと思いました。
診察室を出てすぐに「妊娠7週 心拍 確認できない」などと検索しましたが、妊娠7週ぐらいでは確認できることが多いとありました。
また、妊娠7週までの間に一度も心拍の確認ができていない状態で、妊娠8週で初めて確認できる場合はあるものの、すでに一度確認されていた心拍が確認できない場合は稽留流産と診断される、というお堅いページがヒットして絶望してしまいました。
曰く、この頃の赤ちゃんは日に日に心拍の確認がしやすくなっていくので、週数が経って確認できなくなるとは考えづらいということでした。
この日は、なんだかジャンクなものが食べたい気分で帰りにマックに寄ろうと思っていたのですが、すっかり食欲も失せて、帰り道は本当にとぼとぼと歩き、ふと母に相談してみようと思いました。
昔私が子供の頃、母に「人生で1番辛かったことはなに?」と質問したところ、「最初の子を流産したときかな」と言っていたのです。
そこで母に電話して、今の状況を話していたら、「やっと、やっと・・赤ちゃんがきてくれたと思ったのに・・」とまで言って泣いてしまってうまく話せませんでした。
すると母は「なあに?妊娠してなかったの〜?」と妊娠したと思ったら勘違いだったという状況だと茶化してきたのです。
なんでやねん!あんたが人生で1番辛かったのが流産と言っていたから気持ちをわかってくれると思って相談してるのに!
しかし、母も娘のこの落ち込んだ様子を心配はしてくれているようで、「もしダメだったら不妊治療は体に負担が大きいからもうやめなさい。お母さんが今度病院についていって"もう辞めます"って言ってあげる!」と言うのです。
何故か母の中では、娘が病院に無理矢理不妊治療をやらされていて、やめたくてもやめられない状況だと思っているようです。
確かに負担はありますが、お金が高くても、痛かったり怖かったりしても、それでも赤ちゃんが欲しいと思って、自分が望んでしていることなので、母の考えていることはトンチンカンなのですが、その時の状況ではこの、母の"人肌脱いでやる"という覚悟が感じられてとてもありがたく、励まされました。
そんな感じで、心拍が確認できなかったのは午前中でしたが、日中は両親に励まされてなんとか少し元気を取り戻しましたが、肝心の夫は心拍のことを書いたLINEのメッセージが既読にならないまま夕方になりました。
やっと夕方返事がありましたが、「大丈夫だよ」という謎に自信のあるものでした。
夫は妊娠判定を貰った日には泣いて喜んでくれた人なのに、流産かもしれないというときには全く動じずに、「う〜ん、俺にはそんな気がしないんだけどな。」というリアクションで驚きましたが、夫のこういうところも好きなので、私も大丈夫な気になってきました。
うん、なんか確かに大丈夫な気がする。
そんなわけで悶々と1週間を過ごし、次の診察で祈りながら内診を受けたところ、先週とは打って変わってあっさりと心拍が確認され、先生からも「不安にさせてごめんなさい、赤ちゃんは元気です」と言ってもらいました。
前の週に顔面蒼白になった私を見ていた看護師さんが「良かった!」と言って手を握ってくれたのが本当に嬉しかったです。
最新の機械で小さな赤ちゃんの心拍も確認できる時代ですが、お腹の中の位置とか赤ちゃんの向きとか姿勢とか私のお腹の肉とか(?)の色々な偶然が重なって、動いている赤ちゃんの心拍が確認できていなかっただけでした。
そういうこともあるんですよ、あんまりないと思いますが。
おわり