こんにちは、1歳半の愛娘チャプちゃんの育児奮闘中のにゃー将軍です。
最近、育児猫(id:ikujineko) さんのブログを読んでいます。
ハンドルネームの時点で勝手に親近感を感じています(笑)。
その中でも↑の記事を読んで、あらためて幼少期における親の存在って大きいよなあと思い出しました。
それで、自分の親の子育ての仕方をそのまま参考にしたいなあと思うところと、ここは反面教師にしたいなと思うところがあると思ったので、まとめてみたいと思います。
見習いたいところ
お姫様気分の幼少期
にゃー将軍の家族構成は両親・10歳上の兄・にゃー将軍でしたが、まあとても可愛がられて育ちました。
お兄ちゃん大好きで、「にいにい、にいにい」と言っていつも遊んでもらっていたし、10歳も離れていると全然喧嘩のようなことになることもありませんでした。
母はいつも優しかったし、父も兄には厳しいところもあったようですが、私には甘かったです。
欲しいものは大体買ってもらえたし、やりたいことはやらせてもらえたし、我慢しなきゃいけないようなことは特になかったように思います。
いつも自分を中心に世界は回っていました。
「この素晴らしい世界で、困ったことがあれば周りの人が全力で助けてくれるだろうし、未来には嬉しい楽しいことがいっぱいあるはず☆」とキラキラした瞳で思っている子供でありました。
自分の親の子育ての仕方で見習いたいところってどこだろう?と思ったときに、具体的なことがあんまり思い浮かばなかったのですが、この「お姫様気分の幼少期を過ごさせてくれた」という一つだけで、恵まれていたなあと今では思います。
父にも母にも兄にも宝物のように愛されていたので、「私がいるだけで、周りの人は喜んでくれる」と思っていて、学校生活が始まっても「私に話しかけられた子は嬉しいはず」「私と同じ班になれた子はラッキーと思ってるはず」とナチュラルに思っているところがありました。
子供の頃のことで印象に残っている出来事があるんですけど、ある時母と二人で歩いてたんです。
当時私は幼稚園か小学校1年生ぐらいだったと思うんですけど、出かけていた先からの帰り道でもうすぐ家に着くっていうときにお母さんに競争を持ちかけて駆け出したんです。
母がその競争にのってくれたかは覚えていませんが、私は全力疾走ですから早く家に着いて「勝った~!」と思ったんですけど、イメージとしては先に部屋の中に入ってお母さんを待ち受けたかったのに、玄関の鍵があいていなくて入れなかったのです。
で、アニメとかで泥棒が針金でガチャガチャピーン!とか言って簡単に鍵をあけちゃうシーンを思い出して、そういう感じであけようとしたんです。
でもそう都合よく針金は落ちていませんから、何を思ったか私は近くに生えていた草で鍵を開けようとしたんです。
そしたら当然開かなくて、もたもたするうちに母が帰って来ちゃったのです。
で、「な~んだ帰って来ちゃった」と思っていたわけなんですが、「早かったわね~」とか言いながら母が鍵を開けようとするんですけど、開かないんです。
「あれ?」とか言いながらガチャガチャやるんですけど開かなくて、結局鍵屋さんを呼んで開けてもらうことになってしまいました。
鍵屋さんは直してくれて、「なんか草が挟まってましたね」とか言うんです。
それで、鍵屋さんが帰ったあと母は一回だけ「何かやったの?」だったか「何か知ってる?」だったか私に訊いたんですけど、私としてはふざけてやったことが結果鍵を壊してしまって、鍵屋さんを呼ぶなんていう大ごとになってしまったことが怖くなってしまって、顔を伏せて「知らない・・」と言ってしまったのです。
でも母は「そう」と言ってそれ以上追求しなかったんですね。
それで、この状況なら私が犯人だってわかってるはずなのに、と思って、「あぁ、お母さんは私が言うことなら何でも信じちゃうんだ。じゃあ嘘をついてはいけないな。」と思いました。
子供にとって言ったことを信じてもらえるってすごく嬉しいことだと思います。
私もチャプちゃんのことを信頼して、それが本人にも伝わるような育て方をしたいと思っています。
見習いたくないところ
人の失敗を笑うな
私の母は四国出身の大阪育ちで、粉もんと阪神タイガースを愛する関西人で、関東に住んで50年近いですがいまも関西弁で話す人です。
その母は明るくていつも冗談を言っていて、もともと家族の仲がいいのもあるけど、母がムードメーカーとなって家庭が明るかったようにも思っています。
それでその明るさはいいんですけど、万物を茶化すようなところもあって、誰かの失敗も盛大に笑い飛ばして、「これはダメだぁ」とか言うのです。
それが私は嫌なのです。
例えば、私が車の免許を取り立てだった頃に父が助手席、母が後部座席に座って近くを運転したことがあるのですが、まぁ~母のうるさいこと。
「あっ危ない危ない!!ほらほら、ちゃんと見てんの? あ~もう危なっかしい、あかん、お父さんに代わってもらい!」みたいな調子です(最悪や)。
「ちょっと黙っといて」とか言うと、肩をすくめてテヘって感じでまたふざけるのです。
車の運転の例以外でも、何か私がうまくいくかどうかわからないようなことをしようとしていると、「あ~なんか失敗しそう」とか言ってプレッシャーをかけてくるのです(プレッシャーかけるつもりはないんだけど)。
それでうまくいかないと「お母さんはやらない方がいいと思ってたのよ」とか言うのです。
ちなみにうまくやれた場合は「今回は運がよかったわね」とか言って、成功を労ってくれる感じもないのです(どないやねんな)。
そんな感じなので、私は母を含めて人前では確実に成功しそうなことしかやらないようになって、うまくいくかわからないような挑戦は一人でこっそりやって成功してからそれを人に事後報告しよう、というような考えを持つようになってしまったように思っています。
でもそうすると、うまくいくかわからないことに挑戦するのに人の協力を得られないじゃないですか。
だから、意識的に「世の中、母みたいに人の失敗を笑う人ばかりじゃない」と言い聞かせたりしています。
なんというか、母の中では「成功」と「失敗」の二つしかないような感じで、失敗するぐらいなら最初からやらない方がいいという考えがあるように思います。
でも、実際は「失敗」の先に「成功」があることもよくあって、失敗してもその経験を活かして次成功すればいいだけの話じゃないですか。
私はチャプちゃんが何かに挑戦して失敗したとしても、「はいはい、今回は失敗だったね、じゃあ次は成功させよう」と言って、失敗を終わりとしないで成功までの過程と捉えられるように導いてあげたいなあと思っています。
まぁこれは夫が私にしてくれていることとも言えます、夫パパチャップは偉大なのです。
子供に全部委ねすぎ
私の両親は私たちきょうだいを放任主義で育てていました。
というか、子育ては母の方が受け持っている割合が大きかったと思うので、両親の考えというより母の考えかもしれませんが。
「勉強しろ」とか「外で遊べ」などと言われたことがありませんし、そもそも「〇〇をしろ」「〇〇はするな」ということをほとんど言われなかったと思います。
何事も好きなようにやらせてもらった結果、私は親のことを正直ナメていました。
もしかしたら何か言われていたかもしれないけれど、「なんか言ってんな」ぐらいにしか思っていませんでした。
進路についての助言も一切ありませんでした。
だから、高校受験のときもどこの高校を受験すべきかわからず、内心は途方に暮れていたのですがそのまま適当なところを受験し、適当なところに進学したし、大学もそうでした。
せめて「高校までの学歴は結構どうでもよくて、どこの大学を卒業するかが一番重要なんだよ」とか、「何の職業に就くにしろ、できるだけいい大学を卒業しておきなさい」ぐらいは言ってくれてもよかったのに、と思っています。
子供の自主性を尊重するのはわかるんだけど、何かを決断するのに必要な判断材料を示したり、勘違いをさりげなくフォローしたり、ここでの決断がどのようにその後の人生に影響してくるかを説明したり・・っていうことをやってもらいたかったなあと思っています。
受験勉強を頑張る気になれなかった私は、大して勉強もせず大学受験をし、何校か受けた中の唯一受かった短大に進学しましたが、もっと頑張っておけばよかったなあと後悔しています。
でも実は私には救いの手も差し伸べられていたんですけどね。
短大に進学することを決めた頃、当時仕事で地方に住んでいた兄から電話があり、「大学は決まったのか」と聞かれたので短大に行くことを伝えました。すると
「そうか。それでいいならいいんだけど、うちの親ならちゃんと頭を下げてお願いすれば浪人させてくれるだろうから、そうして1年頑張って勉強して、本当に行きたい大学に行った方がいいんじゃないか。俺もそうしたわけだけど、勉強だけに専念する1年間っていうのも結構貴重で楽しかったぞ。」
と言ってくれたのです。
なんて・・なんていいお兄ちゃんなんでしょう!!
にもかかわらず、私は「私も私でちゃんと考えてるから、いいの」と言ってそのまま進学したのです(馬鹿ーー!!)。
女優になりたかったので、早く演技の勉強をしたりオーディションを受けたりしてそちら方面で頑張りたかったので、それをやらずに受験勉強だけをする1年間というのが耐えられなかったのです。
今の私から「オーディションは1年待ってからでも大丈夫だし、いい大学行ってる方が箔がつくよ!」と言ってやりたい・・。
というわけで、周りの人がいくら言っても本人にやる気がなければどうしようもないということを身をもって証明してしまっているわけではあるのですが、自分の子供にはなるべく精一杯勉強して、なるべくいい大学に行ってもらいたい、そのモチベーションを上げる手伝いをしたいなあと思っています。
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おわり