恥ずかしながら おかわりを

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マルチ商法のお茶を買ったわけ<後編>

にゃー将軍です。

昨日の記事の続きです。

 

okawariwo.com

 

やっとのことでママ友の集まりに潜り込むことに成功したものの、チャプちゃん激おこであまり馴染めず、失意の帰り支度をしているときに声をかけてくれたのがSちゃんでした。

Sちゃんはその日のうちに連絡をくれ、今度育児支援施設に一緒に行きませんか?と誘ってくれました。

こういうお友達が欲しかった!!と心から思い、是非是非行きましょうと返事しました。

そして支援施設でお互いの赤ちゃんを遊ばせながら、色々と雑談をしたことの楽しかったこと楽しかったこと!!

思えば出産のエピソードすら、家族にしか聞いてもらったことはありませんでした。

本当に陣痛が痛くて死にかけたことなどは、小一時間話したいぐらい目まぐるしく色々なことを感じた体験だったのですが、夫は真剣に耳を傾けてくれましたが、実家の母親には「はいはい、そんなことより赤ちゃん泣いてるじゃない」で済まされ、父親には「でもその痛みはすぐ忘れるもんだよ」とかわかったような口を聞かれました(おまえは生んだことないだろうが!と思ったヨ)。

なんかこう!

「え!そんななの!?それでそれで??」

と相槌を打ってもらいたい!

今後赤ちゃんを産むつもりのない人や男の人に話しても、「ふーん」で話が終わってしまうんですよね。

だからやっぱり同じ境遇の人に話を聞いてもらうと本当共感してもらえるし、同じポイントで笑ったり怒ったりしてくれるから本当最高に楽しいんですよ。

「わかる~~!!」というのが本当に嬉しいんです。

男性は悩みを相談するとき解決策を欲しがるけど、女性は共感してもらいたいだけ、みたいな話を聞いたことがありますが、まさにそれで、過ぎてしまった大変だったことっていうのはもう今更解決策も何もないわけで、とにかく「それは大変だったね!」と言ってもらいたいだけなんですよ。

それの何が楽しいの?と思う方もいるかもしれませんが、大変だったことや辛かったことを「え~それはしんどい!!」とか「そんなの私だったら怒っちゃうよ!!」とか返してもらえると、辛かった気持ちが成仏していくんですよ。
逆にそうやって発散できないと、なんか吐き出したい気持ちがぐるぐる内にこもってしまって気持ち悪いんですよね。

ブログに書くのもそういう面もあります。

とにかくSちゃんとお話できるのはとても楽しい時間でした。

Sちゃんが聞き上手で明るくていい子だというのももちろんあります♥

Sちゃんの赤ちゃんはチャプちゃんよりも二月先輩だったのもあり、チャプちゃんがまだ当時できなかったズリバイをしていたりして、こういうことをチャプちゃんもできるようになっていくのか~ということなども興味深かったです。

それから、Sちゃんとはちょくちょく育児支援施設や公園に待ち合わせて行くようになりました。

何回か会っている中で、私のおっぱいに白斑ができてしまったことを話しました。

白斑というのは乳頭に白い部分ができて痛むものです(症状は人による)。

すると後日Sちゃんはおっぱいトラブルにも効くお茶があって、そのお茶に詳しい人がいるから話を聞いてみない?と言うのです。

どこかに出向くわけではなくて、いつもの育児支援施設や公園にその人もくるということになり、ある日公園でピクニックがてら話を聞くことにしました。

そこで出会ったお茶の話をしにきた人(Mさんとします)が、なんともアクの強い人でした。

その人は40代くらいの女性なのですが、結婚して旦那さんの地元の知り合いがほとんどいない土地で子育てを始めて、子育ての大変さと周りからのサポートのなさに絶望していたところにそのお茶に出会って人生が変わったそうなのです。

そこでその素晴らしいお茶を周りの人に薦めたい、そして自分のように孤独の育児をしている人を救いたい!ということで活動しているそうでした。

言っていることは立派だしわかるのですが・・・

なんていうか、ただお勧めのお茶を教えてあげようってだけじゃないなこの人は、私に売ることで利益を得ようとしているな・・とわかる笑顔なんですよ。

でもそれで「あ、そういうのいーです、帰りまーす」とは言えないんですよ。

何故なら日々いっぱいいっぱいで育児に追われて、何が正しいのかわからないまま試行錯誤を繰り返し、夜もまとめて寝られず、聞いてほしい愚痴や相談事が山ほどあるのに、気軽に話せる同世代のお友達が全然いなかった中、手を差し伸べてくれたSちゃんが連れてきた人だからです。

この時点ではSちゃんがこのネットワークビジネス的なやつにどの程度噛んでいる人なのかわかりませんでした。

もしSちゃんもどっぷりやっているのなら、少しぐらい何か商品を買ってあげることでSちゃんがポイントを稼げたり、そのコミュニティでの立ち位置が良くなったりするようなら協力してあげたい、と思っていました。

それで、Mさんに勧められるままにお茶を飲み、「あ~美味しい」とか「体によさそう」とか調子のいいことを言っていました。

そしてその日はそのまま解散になったのですが、今度ママさん同士で集まってご飯を食べる会があるからおいでよ、と言われ行くことにしました。

 

そして、その会に参加したのですが、これがまたすごかった。

会が始まり、まず最初に参加者が自己紹介をするのですが、「名前・お茶歴・一言」を話すのです。

皆さん決まってこのお茶と出会ってどのように自分の人生が好転したかを語るのです。

そして、食事を食べ進める間にMさんがおもむろに皆の前に資料を提示しながらお茶の歴史や効能、色々な国で認可を得て世界中で愛されていること、添加物がなくて安心、というようなことを話しました。

それが終わると拍手が起こり、雑談に戻ったのですが、「お茶のティーバッグを財布に入れておくと金運が上がる」だとか、「ティーバッグをスマホケースに入れておくと電磁波を防げる」とか・・にゃー将軍はあわあわしてしまいました。

このお茶のことをネットで検索すると「〇〇ティー 宗教」だとか「〇〇ティー 怪しい」とかも出てくるので、にゃー将軍と同じように感じた人も多いかもしれません。

でもね!

それでもにゃー将軍はその空間がすごく居心地がいいと思っていました。

何故なら赤ちゃんが泣いても騒いでも、皆が子連れだから誰も怒らないし迷惑そうな顔はしません。

むしろ泣いている赤ちゃんを「可愛い~抱っこさせて♥」と言ってあやしてくれるのです。

そして皆おっとりとしていて、急かされる雰囲気がないのです。

赤ちゃんを連れて行動することにまだあまり慣れていない身としては、どこに行っても他の人に迷惑をかけちゃいけない、急いで行動しなきゃ、と慌ててしまうことが多かったので、そのゆったりとした雰囲気はとっても魅力的でした。

そういうわけで、これはマルチ商法というやつかもしれない・・でもこういうゆったりとした集まりにたまに参加できる権利を買うというつもりで見れば、商品を買うのも手かな、という風に思い至りました。

 

また長くなってしまいました。

つまりは産後のママは孤立しがち、そこに付けこんでくる人たちもいるから要注意だよ!というお話でした。

ちなみに買ったお茶はひと箱30袋入りで5000円ほど、高いね~

でも確かに無添加でいいものだと思うので納得して買うならいいでしょうね。

ジェイソン・ウィンターズ・ティー(JWティー)公式サイト | プレミアムハーブティー (jasonwinterstea.jp)

 

私は麦茶でいいや、と思い、ひと箱だけ買ったあとは卒業しました。

 

おわり