にゃー将軍です、長くなってごめんなさい。
ついにYに病院に行く気になってもらえたのですが、そこからもまだ長かったのです。
病院に行けばいいのはわかったけど、どこの病院に行けばいいのかがわからなかったのです。
私としてもどこの病院がいい病院なのか見当もつかないので、場所と診療科目を入力すると該当する病院がピックアップされるサイトのURLなどを送って、なるべく家から近いところで探してみたらどう?と提案したりしました。
そこでもしばらく時間をかけてYは一つの病院に予約をとろうと電話をしたそうなのですが、断られてしまいました。
どういうことかと言うと電話で「どういう症状ですか?」と聞かれ、うまく答えられずにいると「自分の症状を説明できないような状態で受診してもしょうがないので、よく考えてからまたかけてください」と電話を切られてしまったと言うのです。
酷くないですか。死にたいような気持ちを抱えている人が勇気を振り絞って電話をしたのに。
私はその病院は悪いところだから行かなくて正解だったと励まし、今度そのような質問をされた場合の練習をしました。
Yによるとホームページに「死にたいような気持ちの人はお断り」となっている病院もあったと言っていました。
そういう人も相談できるのが精神科じゃないの?と思うのですが・・。
それで、「すべてをネガティブに考えてしまう・気分が落ち込む・友人に様子がおかしいからと受診を薦められた」などでいこうということにしました。
そうして遂にYは一つの病院を受診することができたのでした。
ところがその日どうだったかを聞いてみると、「今日はすごく疲れたからまた今度報告する」と連絡がき、後日詳細を聞くと「生い立ちから質問責めにされて、その割に何かアドバイスをくれるわけでもなかった。薬を薦められたがそれは最低でも1年は飲み続けないといけなくて途中でやめると悪化する場合もあると言われた。薬をそんなに飲み続けるのは怖い。薬以外の治療法はほとんど効かないと言われた。次の予約をしてきたけどそれもキャンセルしようと思っている。」ということでした。
なんだか私もがっくり来てしまいました。
なんていうか、医療にさえ繋げられればなんとかなると期待していたのです。
その道のプロフェッショナルにかかれば、病んでしまった人に対してもこれまでに蓄積されたノウハウを使ってきっといい方向に進めてもらえるに違いない、と。
お医者さんにバトンを渡したつもりが、受け取ってもらえなかったので、まだ私がバトン持ってるのか・・という気持ちになりました。
Yの言ったことから受けた印象なのでそもそも事実と違うのかもしれませんが、精神科の門戸がとっても狭く、通い始めたとしても「根性のあるやつだけついてこい」という感じで弱っている人には酷なように感じました。
そんなわけで、にゃー将軍もなんだかもう疲れてしまったのです。
それから
それからもなるべくちょくちょく連絡し、できるようなら会いたいけどそれが無理ならなんでも話を聞くよというスタンスでYとは接してきたのですが、段々疎遠になってしまいました。
大好きな友達だからその苦境を救いたいと思って、「あなたのことを必要としているよ、あなたのことを気にかけているよ」というメッセージを送るべきだと思っていたのですが、それが彼女には負担だったようです。
というか、私の態度や考え方もいつの間にか変わってきていたようなのです。
なんでこっちが色々調べたりアドバイスしたりして元気になる道を探っているのに、当の本人はたった一回病院に行っただけで諦めてしまうのか、段々腹が立ってきてしまっていました。
LINEでは「寝たきりで体も痛く眠れない。体の色んな箇所が不調」と言っていたのに、なんとかして会えたときには根本から綺麗な色にカラーリングされたサラサラの髪と能天気な明るい服装で現れて拍子抜けしたこともありました。
寝たきりでも美容室にはちゃんと行けるんだ?と違和感を感じたのです。
もう何もかもどうでもよくなって何もやる気になれないような状態なら、外見にそんなに構っていられないと勝手に思っていました。
それで段々彼女が自称するように本当に「ただのやる気のないダメ人間」なだけで病気ではないのかなあとも思うようになっていました。
メンタルの病気なのであればもっと必死で治すために自分でも色々調べたり別の病院に行くなりするべきだし、そうでないならちゃんと働いて自立して母親と距離を置くべきだ(その頃にはYはまた実家に戻っていました)と、どっちみち説教を垂れるような感じになってしまうようになりました。
そうして最後には「にゃー将軍からのメッセージはいつもストレスだった」というようなことを言われ、こちらも「ストレスを与え続けてすいませんでしたね!」とキレてしまい、こちらから連絡することはもうやめました。
いつもこちらから連絡していたので、その後ほとんど連絡をとらなくなりました。
最後の方のやりとりでの私からのメッセージは、今読むと鬼のように上から目線でウザさマックスでこれは距離を置かれるわ、という感じなのですが、当時の私は「こっちは親身になって声をかけ続けてあげているのに、しつこく言い寄ってくる男をあしらうような態度で酷い!」と思っていました。
そんなわけで、今ではお互いの誕生日におめでとうとメッセージを送り合う程度の関係になり、不妊治療のことも散々相談に乗ってもらっていたのに生まれたチャプちゃんも一回も見てもらえていません。
女同士の友情は人生のステージごとに親密になったり疎遠になったりすることもあると思うので、また普通にくだらない話で笑い合える日がくるといいなあと思っています。